今月7日、DeNAから自由契約になり、現在米球界復帰を目指しているトレバー・バウアー投手(33)が古巣ドジャース相手に電撃登板することが発表されました。
3月10日(日本時間11日)にドジャースが春季キャンプを行う米アリゾナ州グレンデールでマイナーの試合が行わレルに当たり、その対戦相手となる「アジアンブリーズ」にバウアー投手が加入することがわかりました。
この記事を目にした際、「アジアンブリーズ」というチーム名を初めて知った方も多いのではないでしょうか?
また、「アジア」と名付けられていることからも、日本人選手との関係も何かあるのではないのでしょうか。
そこで今回は、そんな今話題のアジアンブリーズについての、
- そもそもアジアンブリーズとはどんなチームなのか?
- 日本人選手はどのくらいいるのか?また、その実績は?
- どうやってチームに入れるのか?
これら3点について詳しく解説していきます。
アジアンブリーズとはどんなチーム?
アジアンブリーズとは、日本球界から、米球界でのプレー機会を求める選手を募り、マイナー球団、メキシコ球団と練習試合を組む野球チームです。
設立された年は、2019年になります。
このチームが結成されている目的としては、米独立リーグやメジャー傘下のマイナー契約などのオファーを頂き、プロ契約を目指すこととされています。
つまり、勝利を追求する「球団」とは異なり、個人の「活躍」や「結果」が求められる「トライアウトチーム」になっているのが、アジアンブリーズになります。
また、当チームの活動期間は、メジャー球団などがキャンプを行う3月中旬までの「春季限定」となっています。
過去の対戦相手には、米独立リーグのチームだけでなく、ロサンゼルス・ドジャースやサンフランシスコ・ジャイアンツなどの名門球団や他メジャー8球団との対戦実績があります。
では、続いて↓
日本人選手はどのくらいいるの?
昨年の2023年のチームでは、チーム全体の6割超が日本人選手で占めていました。
過去の2019~2022年、どの年代を見ても、6割超の日本人選手が所属しておりました。
続いて、
過去の契約実績について
過去に結果を残し、プロ契約を勝ち取った選手を紹介していきます。
過去にプロ契約を結んだ選手は、22名います。
今回は、その中でもより良い契約を結んだ3名の選手を紹介していこうと思います。
渡辺 明貴 →横浜DeNAベイスターズ(2022年ドラフト育成4巡目指名)
渡辺選手は、過去のチームと合わせてもNPB球団との契約を勝ち取った唯一の選手です。
現在も、横浜DeNAベイスターズに在籍しており、今キャンプでは1軍の試合に呼ばれるなど、期待の高さが伺えます。
風張 蓮 →ワイルドヘルス・ゲノムズ (2022年米独立リーグ)
元ヤクルト、DeNAの選手であった風張 蓮選手は、米独立リーグでも大リーグに最も近いとされる「アトランティック・リーグ」に所属する、ワイルドヘルス・ゲノムムズと契約を結びました。
ですが、所属後は4試合に登板しましたが、NPBへのトレード期限となる7月末までにオファーがなかったため、8月1日付でチームを退団して帰国し、現役を引退しました。
福田 満樹 →オタワ・タイタンズ (2022年北米独立リーグ)
福田選手は、北米独立リーグの1つ「フロンティアリーグ」に所属し、その中でカナダの首都オタワに本拠地を置く、オタワ・タイタンズと契約を結びました。
チームでは、加入後1年目から全96試合中35試合でスタメンマスクを被りチームに大きく貢献しました。
どうやってアジアンブリーズに入れるのか?
アジアンブリーズに入団するには、下記のいくつかのSTEPを通過することが条件になります。
オンラインフォームへ入力・申請
実技等の審査。※必要ある場合に限る
参加費は385,000円
以上のSTEPが入団までの流れになります。
実技が行なわれる二次審査は、必須ではないことから、一次審査での「過去の実績」や「入団への想い」などが入団に大きな影響を与えているのではないかと思われます。
まとめ
- アジアンブリーズは、プロ契約を目指すための「トライアウトチーム」
- 日本人選手が約6割超在籍している
- 過去にはNPBや米独立リーグの競合チームと契約を結んだ選手もいる
今回はこれで以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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